確定申告の季節がやってきました

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アメリカの確定申告の締め切りは4月15日です。2-3月になると、確定申告義務のある人は様々な方法で確定申告をします。知り合いのCPAさん(米国公認会計士税理士さん)に直接お願いする人、専門業者に頼む人、自分でソフトウェアを購入してやる人やオンラインサービスを使う人などです。一般的には有料ですが、中には簡単な申告な場合は無料でできるやり方もあります。

最新情報

2020年の締め切りが2021年5月17日になりました。(IRA 情報2021年3月17日)

未亡人になる前の確定申告

旦那がいたときは、資料の整理など、確定申告に関する作業にはほとんど関わっていませんでした。その頃は毎年H&R Blockという会社にお願いしていたので、3月頃、予約した時間にオフィスに行って、ただ座って旦那が書類を出したり、係の人が(多分CPAさん)作業しているのを眺めて、最後に署名をいくつかして、「はい、おしまい。」という感じでした。もちろん、旦那が亡くなった後の確定申告は自分がやりました。自分がやったというか、自分で資料を集めて、CPAさんにお願いしたということですが…。毎年行っていたH&R Blockにお願いしてもよかったのですが、旦那が死んだというと、お決まりの「I’m sorry.」と哀れみをもって言われてしまうので、それがいやで、いつもの人にお願いすることはありませんでした。結局、知り合いが使っているCPAさんにお願いすることになりましたが、必要書類はかなり気を付けて集めました。

アメリカ確定申告のための必要書類

毎年のことですが、申告漏れや間違いが内容に、資料集めは慎重になります。万が一監査に当たった場合、めんどうですし、何より、税金の返金額に影響を及ぼす場合があるからです。

個人所得税申告書

Form 1040 (正式名称:U.S. Individual Income Tax Return/ 1040-A, 1040-EZ,1040-SR とやらありますが、一般的には1040。)

収入のあった州の申告書(Form1040の書類を作成すると関係のあった州の申告書も一緒に作成されます。)

素朴な疑問 (どうして1040?):どうやらBureau of Internal Revenue (内国歳入庁)による単なる番号らしいので、特別な意味はないようです。(A Brief History of Income Tax in America 3参照)

所得に対する書類:

Form W-2 (Wage and Tax Statement/源泉徴収票/どこかにお勤めすると、雇用主から1年間のお給料や税金などの記載がされます。)

Form 1099 (Interest, Dividends, etc./何かの取引のあった相手に支払った金額の記載があります。銀行や株式の利息配当、賃貸収入、個人事業主収入などいろいろな収入の記載です。/Form 1099-DIV(配当)、Form 1099-INT(利子)、Form 1099-B(株式・証券等売却明細書)、Form 1099-G (受取失業保険または州の税金還付)、Form 1099-MISC(その他いろいろな収入)があります。)

Schedule K1 (income/loss from partnerships, S-Corporations, etc./パートナーシップ損益分配報告のための書類です。)

その他、ギャンブルで得た所得のW-2G(ギャンブルの場合は$600以上、スロットマシーンやビンゴだと$1,200以上、keno系のゲームは$1,500以上、ポーカーの試合の賞金だと$5,000以上などのきまりがあります。)

仮想通貨からの収入の記録

控除に対する書類:

Form 1098-T(授業料控除証明書/ 大学などの教育機関に支払ったの授業料や施設設備費などです。学校から送られてきます。)

Property Tax Statement (所有の不動産に属するカウンティーから送られてくる固定資産税の書類)

Donation Reciept(寄付の記録や領収書)

医療保険や医療費の領収書

学費に関する費用の領収書(教科書代や教材費など)

車の登録費の領収書

賃貸や事業の関連経費

ギャンブル損額の書類

など

その他のあったらよい必要書類

離婚したカップルによる扶養手当のやり取りの記録

IRAからの手紙

その他収支の記録

turbotax を初めて使ってみた💦

turbotax にしても他の自分でデータを入れていくプログラムは、個人の状況によって必要なステップがYes/Noの質問に答えながら進んでいくので、そんなに大変なことはあまりないと思います。ただ、投資の中には海外の投資も含まれていて、そうなると海外に税金が少量ですが払ったことになっていて、二重払いを防ぐために行う作業のことがよくわからなくなったためにかなり手こずってしまいました。去年の書類を見比べてようやく理解して、無事に終えました。turbotaxの売り文句は公認会計士さんが最後にチェックするということなので、大丈夫だと思いますが、間違いがないことを願っています。オンラインで会計士さんと直接質問ができるということでしたが、予約が1-2週間先ということだったので、あらかじめ予約をしておけばよかったです。メッセージで質問もできるのですが、なぜか1回だけだったので、質問のメッセージを送るときはよく考えたほうがよかったです。

お値段:

turbotax Live $190 (State e-file $50込みの値段。内容によってもっと安いサービスもありますが、私の場合、株式の収入があったため、アップグレードしなければいけませんでした。)

2月まで購入するとディスカウントがあったりしますので、それまでに購入までしておくといいと思います。提出はその後でもだいじょうぶだと思います。

turbotax

参考文献

Tax Preparation Checklist/ turbotax

What Do I Need To File My Taxes/ HR & Block

IRSのウエブサイト

US Taxes 用語集/米国公認会計士 若菜正幸さんのウェブサイト

1040.com

あとはGoogle サーチです。

まとめ

CPAの試験はかなり難しいというのは納得で、税金というのは本当にややこしいことばかりです。個人の確定申告はそんなにややこしい事柄がなかったら、そんなに難しくありません。私の場合、株式の収入がありますが、ビジネスをやっているわけではないので、何とか自分でできると思います。万が一個人事業主になって、さらにややこしくなれば、CPAさんにお願いすると思います。今回は初めてのことで、かなり時間がかかってしまいましたが、よいお勉強になりました。去年のCPAさんに支払った金額$255(with State e-file)で、今回が$190(with State e-file)なので、$65の節約でした。税の還付も去年より増えました。来年はもっとスムーズにできると思います。

追記:今回の内容は2021年3月の情報です。(2021年4月11日更新)

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